東京一極集中と地域の弱体化(地域移行問題について)


東京一極集中と地域の弱体化(地域移行問題について)

この記事はこんな方におすすめ!

・地域の問題について興味のある方!

・地域と関わるお仕事をしている方!

・現在地方に住んでいる方!

たまたまこの記事を開いた方のほとんどが地方で生まれ地方で育った方だと思います。

その生まれ育った皆さんの地元が、日本全体の人口減少と東京の一極集中により弱体化の一途をたどっていることは皆さんもご存じだと思います。

今回は、そんな地方での現状から地域の小学校や中学校で起きている「地域移行」についてその問題点と課題点、いま私たちにできることを見ていこうと思います!

そもそも地域移行とは何なのか?

1.そもそも地域移行とは何なのか?

「地域移行」とは、障がい者支援施設に入所している障がい者の方や精神科病院に入院している方などが、単に元の家庭に戻すことではなく、ノーマライゼーションの理念に基づき、社会の中で皆が一緒に生活を送ることを目指すサービスです。とインターネットには記載があります。もともとは、障がいを持つ人たちを地域になじんでもらうための取り組みとしての言葉だといいます。今回は学校生活における地域移行として、部活動の地域移行を取り上げていきたいと思います。

若者減少による部活動の地域移行

2.若者減少による部活動の地域移行

部活動の地域移行とは、「学校で行っていた部活動を民間企業へ委任することにより他の学校の生徒と共同で部活が行えるようになることで、人数の補填等を行っていることを言います。」その他にも教員たちの業務時間の超過における問題や、経験の少ない教員が部活動を指導するなどの問題を解決するのにもつながっているといいます。

地域移行から見えた教員たちの負担

3.地域移行から見えた教員たちの負担

教員の仕事は多岐にわたり、生徒のテスト採点や、行事の為の行動、部活動の生徒指導、生徒の親の対応、教育カリキュラムの作成などなど、仕事の幅が広く、それぞれが、分担して行うものも少ないことから教員の業務量の負担は相当なものであることがわかります。特に部活動は、休日(土、日、祝)に出勤を余儀なくされたり、部員を指導するために業務を中断せざるを得なくなったりと業務における負担の割合も多いことがあると思います。土日返上で業務を行っている教員のことを思うと私自身小中学校い通っていたことを思い出すとその教員たちには頭が上がらないなと思います、、、部活動地域移行により教員の部活動指導の問題が少しでも解消されれば、教員にとっても願ったりかなったりだと思います。



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これからの地域移行と課題点

4.これからの地域移行と課題点

ここまで部活動の地域移行についてみてきましたが、現状では地域の学校が積極的には行っていないことが挙げられます。その原因の一つとして、民間企業に委託する際の費用が掛かることも一つ上げられます。大阪府の市町村45のうち15市町村のみとまだまだ実施している地域が少数派です。実際に地域移行を行った生徒や教員の人たちの声としては、「学校にはなかった部活動が出来て良かった」「ほかの仕事に割く時間を確保できるようになり少し業務に余裕が出てきた」と言っている人もいるといいます。

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感想

5.感想

今回は部活動の地域移行問題についてみていきましたが、今後さらに人口減少が進行していく中で少なくなってからこのような取り組みを始めても手遅れであると思いました。今後に備え、地域内、地域外問わずに連携を取り合うことでそれぞれの地域が集合体となり子供たちの教育、そして教員たちの働きやすい環境を作っていくことが大切ではないかと感じました。


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